
数日前、セブンイレブンでのコンビニのお弁当が値引販売きされるようになった事が話題をよんでいました。「公取がオーナーに対する不当な圧力を押さえた」「廃棄される食料はもったいない」数字を取り上げては「結果的に不利益にはならない」などの言葉が宙を浮いてさまよっている事に、何か違和感を感じていた私です。コンビニ本部側からすれば「ブランド重視のため値引きされる事は回り回って消費者に不利益をもたらす」など、訳の分からない理屈をこねている。
何なんだろうこれは。
私は廃棄する事が「もったいない」と思うなら、必要量以上仕入れなければいいし、もし、売り切れて買えない状況なら「無いものは買えない」という事を当然だと思う事の方が自然だと思う。「もったいない」と言う事を本気で考えればコンビニ弁当を買う事自体が「定価販売と大量廃棄を前提にしたビジネスモデル」の中で泳がされているのだという事に何故気がつかないのだろう。本来の便利さってこういう事では無いと思うのですが。
消費者が何時でもお弁当が買ると思うから、コンビニは大量にお弁当を仕入れなければならなくなるし、廃棄する物も増えるわけで。いっそのこと全てのコンビニは限定個数の配給制にして、買う側は競い合って購入。買えなければ隣のパン屋さんに言ったり、そば屋さんに入る。買う時には抽選になどしても面白いかも知れない。それとも、腕相撲できそうとか、俳句を詠んで店主のお気に入りの句から購入できるとか。
でも、このまま本部は店側の言いなりになり、コンビニ自体の経営が成り立たず、崩壊していけば、地元の商店街は活気を取り戻し、お弁当はみんな家庭で作る事になり「もったいない」等という言葉が宙に浮くような事はなく面白いと思う。
コンビニ弁当が嫌いな私が言う事だから聞き流してね。